フィクションの世界で見たことのあるような球体ロボット。本体が自由に移動できるだけでなく、アームも搭載し制御することができるという、超ハイレベルな作品です。
PP-8 松尾健登
ーーこちらはどういった作品なのですか？
球体ロボットに、磁石により着脱可能なセンサーアームを付けたロボットです。
ーーどのようなところから今回のアイデアに至りましたか？
スターウォーズに出てくるbb-8をというロボットを参考にしました。
ーー苦労したところ、工夫したところは何ですか？
コイルによる無線給電を利用して本体からアームへ電力を供給しているのですが、コイル間の距離を極限まで近づけるように設計するのが大変でした。また、アームにはバッテリを搭載せず、コイルで給電することで、アームを軽量化・小型化しました。
ーー今回の制作にあたり、学科での学びは役に立ちましたか？
学科で学んだROSが役に立ちました。特に少人数ゼミで実践的な技術が身についた気がします。ゼミを担当してくださった先生や博士の方から開発に関するアドバイスもいただけたのがとてもためになりました。
ーー最後に、これから進路を選ぶ方々にメッセージをお願いします。
ハードからソフトまで幅広く扱える学科なので、0から自分で何か作ってみたいという方にはおすすめです。ハードやソフトに関して事前知識があまりなくて不安と思う方もいるかもしれませんが、僕も自主プロまで自分でロボットを使ったことがなく、先生や先輩のアドバイスのおかげで自分が作りたいものを作ることができたので、経験の有無に関わらず、ものつくりに興味がある方はぜひ機械Bに来てみてください。
