Alice in VRland 小川真輝

 自分の体が小さくなったら、世界はどんな風に見えるだろう?誰もが一度は想像し、小さな体で大きな世界を冒険したいと夢見たこともあるかもしれない。そんな夢を、ロボットとVR技術で実現しようとしたのが「Alice in VRland」である。アリスのような好奇心で、製作者の発想を追いかけてみよう。

ーー名前だけでワクワクする作品ですね!作品の紹介をお願いします

小川:VRヘッドセットをかぶり、頭が向いた方向や足踏み動作によって操作できる小型ロボットを製作しました。ロボットには360度カメラが載っていて、VRヘッドセットをつけている人は、ロボットが見ている世界を見ることができます。あたかも自分の体が小さくなって、ロボットに乗り移ったかのような不思議な体験をすることができるのが、この作品の特徴です。作品のタイトルは、体の大きさが変わる体験が登場する「不思議の国のアリス」にちなんでいます。

ーーとても面白い発想ですね!小川さんは元々どんなことに興味があったのですか?

小川:VR技術に興味があり、VRを利用した非日常体験を作りたいという思いからこの作品の発想に至りました。VRを用いてロボットを遠隔操作する技術はテレイグジスタンスなどと呼ばれますが、この作品では遠隔操作を通じて「体の大きさの変容体験」を生むことを目指しました。

ーーVRだからこそできる体験かもしれませんね!今回の作品の制作にあたって役に立った機械系での学びはありますか?

小川:この作品のシステム全体の制御にはROS(Robot Operating System)を利用していますが、これは機械系の講義や演習で学んだものです。その他にも、ロボットに搭載したマイコンやVRヘッドセット上で動かすプログラムといったソフト面から、ロボット制御用の回路のはんだ付けといったハード面まで、あらゆる製作過程で機械系で身につけた知識や技術をフル活用していました。

ーー最後にこれから進路を選ぶ方々にメッセージをお願いします!

小川:機械系はソフトからハードまで広く学べる場所です。機械系進学時の私がそうでしたが、何に興味があるのかはっきりしていなくても、様々な技術や知識を身につける中で、楽しみながら自分の興味と向き合うことができます。ここで紹介されているような作品を少しでも「面白そう!」或いは「作ってみたい!」と感じた方なら、機械系での学びもきっと楽しめると思います。

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